作曲したいけど楽器ができない/弾けない?DTMなら大丈夫

 
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 こんにちは。歌い手&作詞作曲DTMerのLettyです。

「作曲をしてみたいけど、楽器が弾けなくて困っている…」という人もいるのではないでしょうか?そもその、楽器が弾けなくても作曲は可能なのでしょうか?そのようなことを考えていると、何から始めていいのかわからなくなってきますよね。

そこで今回は、作曲をするにあたって楽器ができる必要があるのかということについて、詳しく解説していきます。

作曲は楽器の経験がなければできないのか?

結論から言うと、楽器の経験がなくても作曲をすることは可能です。なぜなら、作曲と楽器の演奏技術は全く別のテクニックになるからです。演奏が上手いからといって曲を作れるわけではありませんし、曲を作れるからといって演奏が上手いとも限りません

つまり、楽器が弾けなくても作曲ができるという人は普通に存在するのです。

楽器ができないと作曲は不可能だと思われがちな理由

楽器ができなければ作曲はできないと思われることが多々ありますが、それには主に以下の2つの理由があります。

・昔は楽器を使わなければメロディを確認することができなかったから

・DTMにおいて、楽器ができると多くのメリットが存在するから

それぞれについて解説します。

昔は楽器を使わなければメロディを確認することができなかったから

昔は、今の時代のようにDTMが普及していたわけではありません。そのため、昔の人は楽器を鳴らすことで音やメロディを確認していました。つまり、昔の人にとっては、作曲をする上で楽器は必要不可欠な存在だったのです。

楽器ができないと作曲もできないと思われがちなのは、昔のそのようなイメージが強く残っているためです。しかし、DTMが普及してきた今では、楽器がなくてもソフト上で音を鳴らすことができてしまいます

そのため、今はもう昔のように楽器がないと音が鳴らせないということはなくなりました。それどころか、作曲ソフトには多くの種類の楽器の音源が入っているため、自分の好きな音色を選び、楽器のように扱いながら鳴らすことができるのです。

つまり、作曲ソフトさえあれば楽器を演奏できなくても全く問題ないのです。

DTMにおいて、楽器ができると多くのメリットが存在するから

楽器ができない人とできる人を比較すると、できる人の方が作曲に有利なのは間違いありません。なぜなら、楽器を演奏できることにより、本来は時間がかかる作業でも大幅にショートカットすることができるからです。

例えば、歌のメロディやコードを打ち込みたいとします。これを1音ずつパソコンで打ち込んでいくよりも、ピアノやギターなどの楽器を使って弾いてしまう方が、圧倒的に早く完成させることができます。ドラムができる人であれば、思いついたメロディーにドラムでリズムをすぐにつけてみることもできます。

このように、楽器が弾けることによって、作曲を始めてから完成させるまでに費やす時間を短縮することができるのです。つまり、ゴールまでの道のりが近くなるというメリットがあります。

楽器ができない初心者がDTMで作曲を始めるならどうすればいい?

楽器経験のない初心者が作曲をスムーズに進めていくためには、3つのコツがあります。

・ベストなのは、楽器と作曲を同時進行で進めること

・楽器が弾けるようになってから作曲しようと思わないこと

・楽器をやりたくない場合の対処法

それぞれについて、解説します。

ベストなのは、楽器と作曲を同時進行で進めること

楽器を触ったことがない人は、作曲と同時に楽器を始めてみるというのがおすすめです。なぜなら、楽器を演奏することによって、作曲に必要な音楽的センスが身につくからです。

例えば、

・コードに対してどのようにメロディが鳴っているのか

・よく使われるコード進行や定番のパターン

・どんなリズムで、どんなタイミングで鳴らすのか

など、楽器をやってみることで音楽とはどういうものなのかという感覚を養うことができるのです。これらの経験を作曲に活かすことができるので、楽器をやることは遠回りに見えて実は近道なのです。

おすすめの楽器は、ピアノやギターです。なぜなら、これらの楽器ではメロディもコードも弾くことができるからです。作曲をする人に、ピアノやギターをやっている人が多いのはそのためです。

楽器を始めるということに抵抗がない場合は、作曲と並行して楽器の練習も行うことをおすすめします。

楽器が弾けるようになってから作曲しようと思わないこと

楽器を始めると、「ある程度弾けるようになってから作曲しようかな」と考えてしまいがちですが、それはおすすめしません。なぜなら、最初にもお伝えしたのですが、作曲と楽器の演奏スキルは全く違うテクニックだからです。

「もっと弾けるようになったら」と思っているうちに、いくらでも時間が過ぎていきます。そして、作曲と楽器の演奏スキルは全くの別物であるにも関わらず、楽器の演奏スキルだけが上達していき、作曲のテクニックや新しいものを生み出す力が磨かれていくわけではありません

たしかに、楽器を演奏することで身につくものはありますが、作曲のスキル自体は、曲を作るという経験を重ねていくことでしか磨かれていきません。そのため、作曲の能力を養いたいのであれば、曲を作るという経験を増やしていく必要があるのです。

楽器をやりたくない場合の対処法

楽器を弾かずにDTMをやりたいという場合は、DAWソフトを自分の楽器だと思って使う感覚を持ちましょう。DAWソフトでは様々な楽器の音を鳴らすことができるため、言ってしまえばどんな音でも鳴らせる万能な楽器なのです。

これを自在に操れるようになれば、思い描いた通りの曲や音を再現することができるのです。そのため、楽器をやりたくない場合は無理に始める必要はありません。

DTMとひとことで言っても、ソフトの操作方法から作曲・編曲など、学ぶことは膨大にあるのです。そのため、DTMのみに絞って集中するというのも一つの方法です。

まとめ

ここまで、楽器の経験がなくても作曲をすることはできるということを説明してきました。

・楽器ができなくても作曲はできる

・楽器ができた方が、時間のかかる作業をショートカットできるので有利

・楽器未経験者は、作曲と楽器を同時に始めるのがおすすめ

楽器ができる人の方が作曲には有利にもなりますし、メリットが多くなるのは事実です。

しかし、楽器ができないからと言って作曲を諦めてしまうのは勿体ないです。楽器ができなくても作曲ができる人はたくさん存在しますので、自信をなくしてしまったり焦る必要は全くありません。ぜひ、自分に合った方法で楽しみながら作曲をやってみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 
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