作曲に必要な機材とは?初心者でもわかるDTM講座

 
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 こんにちは。歌い手&作詞作曲DTMerのLettyです。

皆さんは、DTMという言葉を聞いたことがありますか?聞いてもあまりピンと来ない人も多いですよね。私も最初は何のことやら…という感じでした。(笑)
私は作曲に興味を持ち始めてからもわからないことだらけで、ネットで自分で調べたりしていました。でも、調べていくうちにわかることや出来ることが少しずつ増えてきて楽しくなってきました。
何もわからなかったはずの私も、今では歌ってみたを出したり曲を作ったりできるようになりました。

そこで今回はDTMについての基本的なことや、どんなことができるのかを書いていこうと思います。

DTMとは?

DTMとはDeskTop Musicの略で、パソコンなどで音楽制作を行うことです。パソコンで行うイメージが強い人もたくさんいらっしゃると思いますが、今はiPhoneなどでも音楽制作を行うことができます。

DTMでできること

DTMでは、音に関するいろんなことができます。

・歌や楽器の音を録音して、編集することができる。
・自分のオリジナルの曲をゼロから作ることができる。
・パソコンにギターを繋いでアンプの代わりにすることができる。
・ソフトを使って、歌を歌わせたり演奏させたりすることができる。
・いらない部分をカットしたり、音を繋げたり、伸ばしたりなど加工することができる。

人によって、やりたいことは様々です。

初心者がDTMで曲作り・作曲するのに必要な機材

DTMでは様々なことができますが、初心者が作曲や編集などを行ったりするのに最低限必要なものを、9つ紹介します。

・スペックのいいパソコン

・DAW(Digital  Audio Workstation)ソフト

・音源

・オーディオインターフェイス

・モニターヘッドホン

・モニタースピーカー

・VOCALOID

・MIDIキーボード

・マイク

この中で、自分のやりたいことにおいて必要だと思うものを用意すると良いです。それぞれについて、解説します。

スペックのいいパソコン

DTMに使用するパソコンは、CPUとメモリが重要です。スペックが低いと、作業中に画面がフリーズしたりソフトが落ちたりして作業ができません。
MacでもWindowsでもどちらでもDTMはできますが、個人的なオススメはMacです。Macは値段が高いですが、トラブルも発生しにくく音楽やDTMをやるには使いやすいです。逆に、Windowsは安いですがDTMの作業中に不具合が起きやすかったりします。

DTMをやるのであれば、何をやるにしてもスペックの良いパソコンは必須です。

DAW(Digital Audio Workstation)ソフト


DAWソフトとは、音を編集したり録音したりなどの音楽制作に使用するソフトのことです。フリーソフトもたくさん出回っていますが、本格的にやるのであれば使える機能が多い有料版を購入することをおすすめします。CD並みのクオリティーを求めないのであれば、フリーソフトでもいいかもしれません。

音源

音源は、DAWソフトにもともと入っています。音源というのは、入力した音を再生した時に鳴る音のことです。実際の楽器を弾いているわけではなくとも、音を入力してその音源を当てはめると、まるでその楽器を弾いているかのように鳴らすことができるのです。

例えば、ピアノ・ギター・トランペット・バイオリン・シンセサイザーなど、DAWソフトで鳴らせる音源はかなり多く存在します。

しかし、あまり音が良くなかったりする場合もあるので、良いものを選んで買ったほうがいいと思います。

音源は楽器ごとに別々で販売されていますが、いろんな種類の楽器を集めたマルチ音源というものもあります。単体の音源をたくさん購入しても全然良いのですが、結構お金がかかってしまいます。

おすすめは基本的に使用するマルチ音源を購入し、こだわりたい部分だけ単体の楽器の音源をプラスで購入する方法です。そうすれば、コストを抑えながら良い音を楽しむことができます。

オーディオインターフェイス


パソコンと、マイクやギターなどを接続するための機材です。

オーディオインターフェイスの役割には、
①マイクやギターの音をパソコンに取り込む。(A/D):アナログからデジタルへ変換
②取り込んだ音を再生する。(D/A):デジタルからアナログへ変換
③ノイズの除去を行う。
④MIDI鍵盤を弾いたタイミングと音が鳴るまでにかかる時間の差(レイテンシー)を軽減する。

などがあります。

モニターヘッドホン


一般的に音楽鑑賞などに使用されるヘッドホンは、低音と高音の周波数が持ち上げられてドンシャリ加工が施されています。それに対してモニターヘッドホンは、周波数に特徴がなくフラットな状態になっています。だからといってモニターヘッドホンが音楽鑑賞に向いていないわけではありませんが、そのままの音をリアルに細かく再現してくれるので、音の編集には必須です。

曲を作ったとしても、それを聞く人はどんな環境でどんなものを使って聞くのかわかりません。自分の環境ではよく聞こえても、他の人が聞くとめちゃくちゃな音だったなんてことにならないように、モニター用のヘッドホンを使用します。

モニタースピーカー


モニタースピーカーも周波数がフラットになっているもので、一般的な音楽鑑賞用のスピーカーとは異なります。いい音を出すことよりも、良くない音がわかりやすいように作られています。ヘッドホンでは細かい音を聞くことができるのに対し、スピーカーでは音全体をバランスよく聞くことができます。ヘッドホンよりもスピーカーの方が全体の音量バランスは調整しやすいです。

VOCALOID


VOCALOIDは、歌詞とメロディーを入力することで歌を歌わせることができるソフトです。ボカロなどの歌を作るには必須です。しかし、作りたい曲や音に歌声を必要としない場合は要らないと思います。instを作ったりするのであれば必要ありません。

MIDIキーボード


MIDIというのはMusical Instruments Digital Interfaceの略で、異なる電子機器同士を接続するための共通の規格の名前です。MIDIキーボードは、メロディやコードなどの打ち込みの時に使用すると便利です。

本来はパソコン上で音を一つ一つ入力するのですが、それを代わりにキーボードで打ち込むので作業が行いやすくなります。キーボードから出したMIDIデータがパソコンに伝わり、パソコン上で選ばれた楽器がその音を鳴らします

マイク


歌や声などを録音したい場合は必須です。マイクには、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類があります。比較するとこのような感じです。

ダイナミックマイク コンデンサーマイク
音の拾い方 マイクの前面から拾う(単一指向性) あらゆる方向から拾う(無指向性)
耐性 丈夫、壊れにくい 湿気・振動・衝撃に弱い
コスト 安い 高い
音質 声の特徴が出やすい 繊細、感度が高い、高音が綺麗に録れる
用途 ライブや周りの音が入りやすい環境で使用 録音メインで使用、静かな環境で使用
電源 必要なし 必要(ファンタム電源など)
録音時の最大音量 低い 大きい

まとめ

ここまで説明してきたように、DTMとはパソコンやiPhoneなどの端末を使って音楽制作を行うことを指します。DTMをはじめるには、まずパソコンとDAWソフトが必須です。この2つがあればとりあえず始めることができます。

他には、

・音源

・オーディオインターフェイス

・モニターヘッドホン

・モニタースピーカー

・VOCALOID

・MIDIキーボード

・マイク

などがあると良いです。他もに必要なものがあれば、自分のやりたいことに合わせて買い足していくといいと思います。

慣れてくるとできることも増えて、どんどん楽しくなってくると思います。迷ってる方は是非、思い切ってDTMを始めてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 
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